2018年12月10日
ジェーン

yamamoto

© National Geographic Creative(slash)Hugo Van Lawick

デジタルプレミアムコース:ナショナルジオグラフィック(142ch)
放送日 :12/16(日)21:00~

(番組概要)

野生チンパンジー研究の第一人者、ジェーン・グドール。まだ20代の彼女は素人同然の状態で、チンパンジー研究のためタンザニアのゴンベへ向かう。忍耐強いフィールド調査の結果、野生のチンパンジーが道具を使うことなど、次々に画期的な発見をした。2014年に見つかった未公開映像を使い、若き日のジェーン・グドールの研究の様子や暮らしぶりを伝える。撮影したのは、野生動物カメラマンであり夫でもあったヒューゴだ。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

野生チンパンジーの研究者、ジェーン・グドールという一人の女性の半生を描いたドキュメンタリー。人生は出会いの連続だと言った人がいたが、彼女の人生はまさに出会いの奇跡で出来ている。記録された映像とジェーンヘのインタビューが、より鮮明にその数奇な運命を物語る。学位も持たない動物好きな女性だったジェーンは人類学者ルーキー博士と出会い、チンパンジーの研究のためタンザニアに派遣される。まずこれがすごい。そしてナショジオから支援を受けるのだが、その条件として派遣されてきたカメラマンと結婚する。なんと映画のような話。子どもを授かるが、のちに離婚。研究に没頭する。波乱万丈人生と並行して、チンパンジーたちのコミュニティーも描かれるのだが、これもまたすごい。生と死が目の前に突きつけられるような出来事ばかり。年齢を重ねたジェーンの落ち着いた声で語られると、心に染みる。人間とは何かという大いなる命題をみごとにあぶり出した秀作。

2018年12月3日
夜は短し歩けよ乙女

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デジタルプレミアムコース:日本映画専門チャンネル(125ch)
放送日:12月11日(火)0:45~

(あらすじ)

森見登美彦の山本周五郎賞受賞作を、「ピンポン THE ANIMATION」などの鬼才・湯浅政明がアニメーション映画化したファンタジー・ラブコメディ。同じ森見原作で高評を得た『四畳半神話大系』の制作陣ほか多彩な声優陣が集結、現実と地続きの幻想的な世界を描出する。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞。
京都で冴えない日々を送る大学生の“先輩”(星野源)は、クラブの後輩で密かに好意を寄せる“黒髪の乙女”(花澤香菜)の気を引くべく、なるべく彼女の目にとまる作戦、略して“ナカメ作戦”を敢行するが、好奇心旺盛で酒豪の彼女の後を追ううちに、次々と摩訶不思議な出来事に巻き込まれる。

(井上公子の今日のイチバン↓)

話のぶっ飛び方や絵柄が「サマーウォーズ」みたいだった。不思議なファンタジーで、セリフの量が半端なくて、展開についていくのが大変。アニメーションだからこその表現だなというのが共通の印象。そしてなんとも、引き込まれていく味がある。
まずは主人公たちが魅力的。黒髪の乙女の天然ぶりや、先輩の線の細さ、影の薄さ(?)がよい。京都を舞台に、大学生の二人を軸にいろんな濃いキャラクターが絡んで絡んで・・・。学生時代って、学校やサークル、バイト・・・と案外狭い世界で完結してる。学生とばかり付き合ってたり。京都は学生の街と言われるけど、一歩外に出ればいろんな大人が人生の味わいを教えてくれる、夢物語。
今の学生は忙しすぎてかわいそう。入学したと思ったら、就活が目の前ぶら下がって、無駄な?遊びの時間がないんじゃない?我々の時代「モラトリアム世代」的な感覚がまだ残っていて、学生の間は大人になることを猶予されてる、特別な時間だった。
「ひよってる」先輩とかいて、授業に出ないけど、ボランティアとかしてるわけでもなく。「何もしない」贅沢。特権みたいな時間・・・というと眉をひそめられるかもしれないけど、それがその後の人生にのっしりと影響してると思うな。
このタイトル「命短し恋せよ乙女」をぱくった。けど、同じ土台に乗っている。「命・・・」が歌詞の一番なら、「夜は・・・」は二番、みたいな。
先般NHKで、京都大学の歴史ある寮をめぐるドラマをやってたけど、なんか通じるものを感じたな。懐かしく、甘酸っぱい、あ、「いちご白書」・・・?わぁ~、私もすっかりおばさんだな。
京都の町の雰囲気が、実名の場所が出てきてよくわかるのも魅力的。原作は1年間を描いた小説らしいので、(映画は一晩の物語)ぜひ読んでみたいなと思います。

2018年11月24日
アイ、ロボット

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© 2004 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

デジタルプレミアムコース:ムービープラス(122ch)
放送日:11月26日(月)11:15~
12月8日(土)12:45~

(番組概要)

ウィル・スミス主演・製作総指揮のSFアクション。古典的SF小説を原案に、意志を持ったロボットが反乱を起こす近未来社会を描く。家庭用ロボットが普及した2035年のシカゴ。巨大企業USR社でロボット工学博士のラニングが謎の死を遂げる。ロボット嫌いのスプーナー刑事はサニーというロボットを疑うが、ロボット心理学者のスーザンは、“ロボット三原則”を理由に「ロボットが人間に危害を加えることはない」と主張する。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

ウィル・スミス主演のSFと言えば「メン・イン・ブラック」「インディペンデンスデイ」そして「アイ・ロボット」。「おいしい」を連発する下手な食レポみたいで恐縮だが、とにかく面白い!面白い映画は始めの1分でわかると言いますが、まさにそう。ロボットが日常生活に普通に浸透している未来。いきなり起こる死亡事件。その謎を追う刑事。展開の速さと派手なアクション、粋なジョーク。親しみのあるロボットが人間の敵に豹変する様はスリラー以外の何物でもありません。アシモフの有名なSF小説「われはロボット」にインスパイアされた作品ですが、内容は全く違います。ただ、その世界観、とくにロボットに適用されている「ロボット工学三原則」が重要なキーになっているので、興味のある方はご一読あれ。

2004年の映画ですが、今やもうロボットはSFではなくなりかけている現在、ますます現実味を帯びて、ゾクゾクすること請け合い。オススメ度5つ星!

2018年11月12日
ラグビー日本代表テストマッチ2018 日本vsニュージーランド

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©2018, JRFU Photo by S.IDA

デジタルプレミアムコース:J SPORTS 1(168ch)
放送日 :11/17(土)イングランドvs日本 23:30~
11/24(土)日本vsロシア 22:30~

(番組概要)

2019年9月20日(金)に開幕するラグビーワールドカップ2019™に向けて、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの下 で着実に力をつけている日本代表。11月のテストマッチ初戦では、ラグビーワールドカップ史上初の連覇を果た し、世界ランキング1位の座を約9年守り続ける“絶対王者”ニュージーランド代表・オールブラックスと東京で対 戦します。南アフリカを破り世界に衝撃を与えてから3年、新勢力の台頭もあり着実に力をつけてきた日本代表 が、世界No.1相手にどんな試合を繰り広げるのか世界中から注目が集まります。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

2015年のワールドカップで、ラグビー日本代表が、それまでラグビーのことをあまり知らなかった人たちにも有名になった。28-18で米国を下し、1大会3勝をあげたときだ。

「五郎丸ポーズ」「ルーティン」は、流行語となり、人生を成功に導く魔法のように扱われた。もちろん、五郎丸が得点し、勝利に貢献したからだが、スポーツ競技は時として競技内容以外のことも注目される。今回テストマッチで対戦相手となったニュージーランド戦。世界ランキング1位のニュージーランドは、試合前にハカという踊りを行うことで有名だ。ハカは本来、先住民のマオリ族が戦いの前に踊る儀式。見ているだけで熱くなる。屈強な男たちの勇壮な踊りにスタジアムは大盛り上がりだ。その迫力にやや押され気味の日本代表。はじめはアニセがトライしてリード、後半も健闘したが、王者の前に力及ばず。ハカのメンタル面への効果は否定できない。日本も何かやればいいのに。この試合、日本代表の健闘はさることながら、ハカを観るだけでも楽しめます。

2018年11月1日
秘境駅の旅 #20 三⾓線 ⽯打ダム駅と ⿅児島本線 ⽥原坂駅への旅

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デジタルプレミアムコース:旅チャンネル(143ch)
放送日:11月04日(日)16:30 11月06日(火)15:00 23:00

秘境駅。 利⽤者がほとんどいなくなってしまった駅、⼭奥や荒れ地の中に、ひっそりと残る駅。 列⾞や⾞を使ってもなかなかたどり着けない駅…。 そんな駅を、秘境駅と呼びます。 そんな秘境駅の旅の魅⼒をたっぷりとお届けします。

(井上公子の今日のイチバン↓)

「秘境」という言葉には、何やら人を引き付ける魅力がある。魔力とでも言おうか。隠されると知りたくなり、逃げられると追いかける…的な人間の心理的反射。そういうことで、この手の番組は成り立っているんだと思うが、冷静に見るとなかなか厳しいものがある。もはや『どうぞお好きにツッコんでください』と、自虐的な薄笑い声さえ聞こえてきそう。これまでこの番組で見てきた秘境駅は、産業遺産的な、近代史の中に埋もれた…意義深いところが主だったように思うが、この回は・・・。
 訪ねたのは熊本県。まず鹿児島本線の駅・田原坂駅だ。今年の大河ドラマを見てる人はピンとくる、もうすぐ、そのくだりに入りますね。西南戦争で西郷隆盛率いる薩摩軍が敗走した地・田原坂にある駅。普通列車しか停まらないし、6000人以上の死者を出したという激戦地は今では心霊スポット扱いか、人家もないとか。確かに、ここは歴史をたどり思いをはせるにふさわしい「ザ・秘境駅」!
 問題はもう一つの駅。石打ダム駅。名前の通り、ダムがある。駅の1キロ先に。ダムの名前が駅名になっているのは国内でも珍しいという。それだけでも価値がある・・・か。駅舎は何となくダムの構造物に似た外観になっている。住民が1700万円の寄付をして駅舎を仕立てたという。ダムという名所ができて、あわよくば街おこしをと目論んだ当時の住民の気持ちが伝わってくる。残念ながら今では通勤通学客だろう2~30人が乗り降りするだけの「秘境駅」である。そして、この最寄駅で降りたとしても、ダムは徒歩20分の先にある。車で行ってもよくない?しかし、この秘境駅の先、終点の三角駅まで行くと、世界遺産に登録された明治時代の築港「三角旧港」があり、石積みの技術がうかがえる船着き場やレトロな洋館を散策できる観光スポットになっているそうです。
 石打ダム駅・・・三角駅の手前で、途中下車してください。ダム好きにはぜひ訪れてもらいたいです。そして、石打ダムカードをゲットしてはいかがでしょうか?

2018年10月29日
ファンタスティック・フォー(2015年)

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FANTASTIC FOUR(2015) © 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation and TSG Entertainment Finance LLC. All rights reserved. MARVEL ™ & © 2015 MARVEL & Subs.

デジタルプレミアムコース:ムービープラス(122ch)
放送日 :11/30(金)21:00~

(番組概要)

マーベル最初のヒーロー・チーム“ファンタスティック・フォー”を再映画化。超能力を身につけた男女4人が、地球規模の闘いを繰り広げるSFアクション。

自作の物質転送装置を完成させた発明オタクのリードと友人ベン。その才能に目を付けたストーム博士は彼らを研究員としてスカウトする。だが実験中の予期せぬ事故でリードらは異次元空間に飛ばされてしまう。何とか地球へ帰還するが、装置を操作していたスーを含め彼らは特殊能力に目覚める。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

ファンタスティックフォー3作目。前回までと設定を変える、いわゆる「リブースト」作品。

こういう誕生秘話ものは好きなので、けっこうおもしろく観た。封切当時は批評家に酷評され、興行的にも失敗だったようだが、そんなにひどくはない。と言うか、前半はかなり面白い。「異次元に移動する」ことを夢見て、鉄くずを集めおんぼろ装置を作っていた少年が、たった一人の仲間を得て、夢をかなえる。そこには偶然の出会いがあり、それこそがファンタスティックなのだとスタン・リーは描いた。不幸を招く出会いだったとしても、根底では深い思いでつながっている。思いがあるから憎しみや争いが生まれ、苦悩する。そしてそれを乗り越えるのが愛なのだ。不評なのは、このあたりの描写がやや不足気味のせいか。もうひとつ深みがない。Ⅹ-MENやスーパーマン、アベンジャーズにも共通している「人であり、人にあらず」。人間とは、という深い命題をどうエンターテイメントに料理するか、面白さの分かれ目かも。

2018年10月15日
関ヶ原

yamamoto

 

 

 

©2017「関ヶ原」製作委員会

デジタルプレミアムコース:日本映画専門チャンネル(125ch)
放送日 :10/21(日)15:15~

(番組概要)

天下分け目の大合戦“関ヶ原の戦い”を、敗軍の将・石田三成の視点から描き出した司馬遼太郎の同名ベストセラー小説を壮大なスケールで映画化した時代劇。念願の企画に挑む原田眞人監督が、真逆な石田三成と徳川家康との対立を軸に、天下分け目の闘いを彩る人間模様を臨場感豊かに描く活劇。幼少より秀吉(滝藤賢一)に忠義を尽くしてきた三成(岡田准一)は、秀吉亡き後も豊臣家のため奔走するが、天下取りを狙う家康(役所広司)の巧妙な術中にはまる。豊臣勢の足並みが乱れる中、光成率いる西軍と家康率いる東軍との関ヶ原の戦いが幕を開ける。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

関ヶ原の戦い、学校で習いました。「豊臣秀吉亡き後、1600年、石田三成率いる西軍と徳川家康率いる東軍が関ヶ原で繰り広げた天下分け目の合戦で、東軍の勝利に終わった。」私の知識はこれくらい。この戦いに至るまでの経緯を描いたのが司馬遼太郎の長編小説「関ヶ原」。これを原作にして撮ったのがこの映画「関ヶ原」。原作は分厚いのが上・中・下とあり、かなり長いので、「関ヶ原」を知るにはいい。ただ、私くらいの知識しか持ってない人には、ちょっと難しいかも。長編を詰め込もうとしてせりふが長いのか、みんな早口。でもって、なぜか滑舌が悪い。唯一、役所広司の台詞だけはよくわかったので、これを頼りに憶測でとらえるしかなかった。役所さん、さすがです。わかりにくいとは言え、三成役、岡田准一は花があり、正義と忠義のはざまで苦しむ不器用な三成像を骨太に演じていたし、時代劇初挑戦の有村架純は可憐だった。合戦の場面も壮絶で、かなり見ごたえはあり。

2018年10月3日
剱岳 点の記 超解像版(4K)

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デジタルプレミアムコース:日本映画専門チャンネル(125ch)
放送日:10月15日(月)23:00 10月27日(土)8:30
※2Kダウンコンバートにて放送

(番組概要)

日本映画界を代表する名キャメラマン木村大作が自ら初監督に挑み、新田次郎の同名小説を完全映画化。日本アカデミー賞最優秀監督賞受賞作を、史上最高画質でテレビ初放送。明治時代末期、国防のため日本地図の完成を急ぐ陸軍の命を受け、最後の空白地点を埋めるべく前人未踏の難峰・劔岳に挑んだ男たちの物語を圧倒的なスケールで描き出す。特撮などに頼ることなく、実際に厳しい自然の中で撮影した圧巻の絶景に加え、明治末期の地図測量隊の行程を役者自ら追体験することで、得も言われぬリアリティ溢れる力作が生まれた。日露戦争を経た明治39年、国防のため日本地図の完成を陸軍より迫られた柴崎(浅野)は、最後の空白地点の劔岳の登頂に、案内人や測量隊とともに挑む。

(井上公子の今日のイチバン↓)

2018年12月から4K放送が始まる。「4K」とはなんぞや?ハイビジョンより、もっときれいに高精細に映るってことらしい。そして、高精細になると立体的に見えるとも聞く。そうすると、3Dは不要になる?とにかく、4K・8K時代に備えてテレビをご購入済の皆様は楽しみですね。今後はコンテンツも4K8Kで撮影したものが増えていくのでしょう。
 「剱岳 点の記」は約10年前の作品らしいが、すでに4Kで撮影されており、テレビ放送に当たって、現在最高水準の「ハイビジョン」レベルに合わせて放送される。4K対応の放送が始まったら、絶対見てみたい作品だ。撮影・監督は、長年日本映画を支えてきた名カメラマンの木村大作。監督初挑戦の作品。登山ファンでなくても、美しい山々の映像には心を奪われる。雲海に沈む夕日、紅葉に染まる峰、細密な文様を見せる岩肌や雪渓、そして牙をむく自然現象。立山連峰から本州を横断して臨む富士山の姿には、地上の雑事を昇華させる神々しささえ感じてしまう。ひとがなぜ、山に登るのか、その命題が解ける気がする。これ、映画館で観たら、きっとすごかっただろうな。
 物語は、その険しさから登山者を拒み、山岳信仰では登山禁止の神の山「剱岳」に明治の終わり、国土地図作成の任を負って登頂に挑む陸軍測量部の苦労と葛藤を描く。地図作成の使命を借りて初登頂の名誉を重んじる軍幹部は、ヨーロッパの最新技術を導入して初登頂を狙う民間の登山家グループ日本山岳会をライバル視する。ん?この図式・・・そう、木村大作カメラの名作「八甲田山」!あれほどの人間ドラマは描かれないものの、山岳風景の美しさは負けません。最後には、驚きのどんでん返しが・・・。
 とにかく、山岳風景の素晴らしさをご堪能ください。どんでん返しのキーマンを、故・夏八木勲さんが演じているのも見ものです。

2018年9月30日
グーグーだって猫である

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©2008 「グーグーだって猫である」 フィルム・コミッティ

デジタルプレミアムコース:女性チャンネル♪LaLaTV(123ch)
放送日 :9/30(日)17:45~

(番組概要)

吉祥寺に住む、天才漫画家の小島麻子。今日も、アシスタントのナオミ、仲のいい三人組の加奈子、咲江、美智子と徹夜で締め切りに追われていた。その翌日、 いつものように麻子が愛猫のサバに話しかけると、サバは冷たく動かなくなっていた―。サバを亡くした悲しみがあまりに大きく、麻子は漫画が描けなくなってしまう。そ んなとき、出会ったのは一匹の小さなアメリカンショートヘアー。名前は「グーグー」。一緒にご飯を食べて、散歩をして、寝るという、なんとも幸せな毎日。不思議な 青年、青自との恋の予感、アシスタントたちと話す新作のアイディア、色々なことがうまく動き始める。だがある日突然、麻子は思いがけないことを知らされる・・・。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

大島弓子の同名コミックが原作である。懐かしい…彼女の作品を抱きしめるようにして読んだ青春時代。口に入れた綿あめのように、すっと消えてしまう儚い「何か」を描く大島弓子の漫画は、多感な思春期の少女たちの、ほとんどバイブル的存在だった。自分たちのことなんか決して大人には理解できないと思っていた自分が、いつのまにか大人になってしまった。そういう大人が登場する、ちょっとまねのできない不思議な感性に満ち満ちていた。この感じは、映画になっても裏切らない。小泉今日子の「大島弓子」的雰囲気が、とてもよい。大げさに喜ばない、大げさに悲しまない、日常ってそういうものでしょう。なぜかフランス語で紹介される吉祥寺の街並み、井の頭公園の風景に、猫と人間のそういう日常が溶け込んで、あとからじんわり感動する。誰もがきっと懐かしい思いに包まれる。なんで猫の名前がグーグーなのか、最後にわかってもっと感動!最後まで観てね。

2018年9月19日
第3回KNOCK OUT(ノックアウト)~競技クイズ日本一決定戦~

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©東北新社 写真提供:QUIZ JAPAN
デジタルプレミアムコース:ファミリー劇場(157ch)
放送日 :9月24日(月)19:00~

(番組概要)

過去の実績、知名度、タレント性を一切無視した現・最強のクイズプレイヤーを決定する「ノックアウト~競技クイズ日本一決定戦~」の第3回大会。前回圧倒的な強さで王者となった「ジャパン最強の皇帝」の異名を持つ・鈴木淳之介が連覇達成か!?それとも新たな王者が誕生するのか?クイズの総合格闘技を制するのは一体誰だ!?8名のクイズプレイヤー達が織りなす異次元のクイズをその目に焼き付けろ!

(井上公子の今日のイチバン↓)

テレビのクイズ番組が好きだ、という人は多いと思う。テレビ朝日では「Qさま」がひと時席巻していたし、クイズ番組用のタレントという人たちもいる。お笑い芸人の宇治原を筆頭に、高学歴芸人からおバカアイドルまで。フリーアナウンサーという肩書だが、この番組でしか見ない人もいる。
 私たちは何を求めてクイズ番組を見るのか。「Qさま」は視聴者の欲望ギリギリのところを狙ってうまいなと思う。難しすぎても、優しすぎてもいけない。私の大学の恩師がよく言っていた「できそうなちょっと先」これが肝要だ。
 視聴者の知的好奇心をくすぐり、優越感を味あわせる絶妙な難易度設定がクイズ番組の核かなと思う。
それを考えると、この「ノックアウト」はまさにノックアウトされてしまう。こんな問題、ぜ~~~~ったいわからない!知ってるわけないじゃん!!の度合いが突き抜けすぎて逆に小気味いい。私「М」かしら。
 回答者は年代広く猛者揃い。年齢いってる人たちは、若い頃から「高校生クイズ」の時代から全国制覇してきて今に至る人たち。クイズ界のレジェンド勢揃いらしい。若い回答者は、東京大学クイズ研究会とかでこちらもすごい。
 番組は8人の猛者たちによる準々決勝から楽しめる。持久戦ではないので、前後にプライベートトークを挟んでリラックスムードの中、突如始まる早押し戦。緩急の付き方が、クイズ猛者たちの強さを物語る。 進行はやついいちろうで、軽妙に笑いを引出し、会場をも巻き込んでいく。そして私が感心するのは、出題文を読みあげる女性アナウンサー。どこの誰かも知らない初めて見た方ですが、噛まない、滑舌がいい、間違えない!早押しクイズなので、出題者によどみがあっては成り立たないでしょう?取り直しや編集やってるのかな。とにかく、非の打ちどころのないアナウンスをしながら、合間合間ではやつい氏のジョークに付き合ってる。この人の力はすごいと思います。
 誰が優勝したかは番組を見ていただくことにして、クイズ好きは一見の価値あり。ちなみに私は3問正解し、出場猛者たちから勝ち点を取りました!何問中の3問かは聞かないでください。