2019年1月14日
宝塚歌劇『維新回天!竜馬伝!』

yamamoto

(C)宝塚歌劇団 (C)宝塚クリエイティブアーツ
デジタルプレミアムコース:女性チャンネル♪LaLaTV(123ch)
放送日 :2/2(土)18:30~

(番組概要)

男の友情、男女の愛をテーマに、飛び抜けた行動力と優しさ溢れる人間的な魅力で維新の主役となった自由人、味方からも敵からも愛された坂本竜馬の颯爽とした生き様を、激動の時代に若い命を燃やした志士たちや竜馬を愛した女たちとのかかわりの中で描いた「痛快娯楽時代劇」。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

花組時代の真矢みき主演「硬派・坂本龍馬」をリメイクした舞台だそうだが、この公演自体も12、3年前。すでに引退したスターたちの現役時代を観る事ができる、ファンには嬉しい貴重映像だ。坂本竜馬を宝塚がやると、なるほどこうなるんだなと納得。少女漫画の実写版という感じ。目張りばっちり、細い肩、すらりと長い足の歴史的人物たちが次々と登場する。最初は多少違和感があるものの、観ているうちに宝塚マジックにかかってしまうから不思議だ。貴城けいの竜馬は軽妙洒脱、都会的で、とても土佐の田舎から上京してきた田舎者には見えない。しかしそれが「宝塚」なのであり、ファンたちの心をわしづかみにするのである。女が男を演じると、どうしても無理が生じる。その「無理」を懸命に演じる男役たちのいじらしさ。そしてそれを引き立て、支える女役。男と女を描くのにこれ以上の舞台はないように思える。清く、正しく、美しく。宝塚の魅力満載!名作舞台です。

2019年1月4日
LUCY/ルーシー

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© 2014 EUROPACORP-TF1 FILMS PRODUCTION – GRIVE PRODUCTIONS. All Rights Reserved.
デジタルプレミアムコース:ムービープラス(122ch)
放送日:1月18日(金)23:00~

(番組概要)
マフィアによって下腹部に謎の物質を埋めこまれたルーシー。その物質が体内で漏れ出したことで彼女の脳機能が目覚めてゆく。覚醒率20%、1時間で外国語をマスター、30%、自身の細胞をコントロール。
だが100%覚醒が近付く中、彼女の能力が暴走し始める!

(井上公子の今日のイチバン↓)

リュック・ベッソンは私にとって、もしかしたら最も印象深い映画監督。
「グラン・ブルー」「ニキータ」「レオン」「フィフスエレメント」・・・
映画に目覚めた20代の頃、きっかけはリュック・ベッソン作品だった。
俳優のジャン・レノ、音楽はエリック・セラ、眼力の強い女優たち・・・
そして私のアイドル、ジャン・ユーグ・アングラート。サザンの原由子も彼のファンだったな。
当時並び評されたレオス・カラックスも好きだった。「ポンヌフの恋人」3部作の。
もう一人、ジャン・ジャック・ベネックスという監督と「フランス映画のニューウェーブ」と呼ばれたけど、今、作品を広く出し続けているのはベッソン監督かな。というわけで「LUCY」です。
これまでも主演女優にはとても強い印象が残るけど、今回のスカーレット・ヨハンソンもすごい!
初めて見たのは「真珠の耳飾りの少女」で、あの頃まだあどけなく、ぽっちゃり(?)だったのに、最近ではアクション派に転向したような活躍ぶり。
今作では、家族の愛に包まれて育ったのに悪い友達に捕まってとてつもない犯罪に巻き込まれ、とんでもない薬によって脳の機能を覚醒させられる女の子。
冒頭の韓国人マフィアとのシーンは「ニキータ」や「レオン」を彷彿とさせるコワさがあり、静かで冷たい恐怖と、恐れおののくルーシーの対比には目を離せなくなります。

そもそもこの話、「人類は脳の10%の機能しか使ってない」という都市伝説がベースになっています。(現在の学説では90%を使っていて、10%は予備だそうです)
知的存在として初めて現れた類人猿がメスの「ルーシー」だという、博物館の展示が出てきますが、類人猿「ルーシー」がなぜ、知的な活動を見せるに至ったか、それは薬によって脳の機能を100%活性化した主人公・ルーシーが時空を超えた結果。
また、そもそもの始まり、とんでもない薬はCPH4といって、妊娠6週目の妊婦が胎児の発達を促すために発生させるホルモンなんだそう。
なんだか、科学的根拠がありそう~な、知的好奇心をくすぐられそう~な話が期待できそうでしょ?

ぜひ、リュック・ベッソンの壮大な作り話にのっかって、真偽はさておき、お楽しみください。

2018年12月21日
PUFFY Precious Live in 熊本

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デジタルプレミアムコース:SPACE SHOWER TV(156ch)
放送日 :12/22(土)25:00~

(番組概要)

これまでに全国各地で実施されてきたスペースシャワーTVの完全招待制ライブ。今年は震災から2年、復興へ歩みを続ける熊本での開催が決定。出演は、今年デビュー22周年を迎え日本のポップ・アイコンとして国内のみならず世界を舞台に活躍の幅を広げるPUFFY。 数々のヒット曲を放ち、国内外のフェスに引っ張りダコの彼女たちが当日どのようなライブを繰り広げるのか、期待は高まるばかり。このプレミアムなライブの模様を、90分たっぷりとお届けします!

(山本淑子の今日のイチバン↓)

このライブ、なんと1000人無料招待なんです。すごい。熊本でのワンマンライブは20年ぶりというから文字通り「貴重」なライブです。いや、20年ってPUFFYって何年やってるんでしょうか。なんかデビュー当時と見た目あんまり変わってない。若い、かわいい。

ライブは2部構成。第1部はアルバム「JET CD」を再現する趣向。「これが私の生きる道」や「渚にまつわるエトセトラ」など大好きな曲でテンション上がります。奥田民生とのエピソードなんかも披露。デビュー当時、指導はかなり厳しかったそう。ビブラートを使わない歌い方は奥田直伝のもので、トレーニングが過酷だったらしい。おかげで超自然体のPUFFYスタイルが出来上がったってこと。もともと二人は別々にソニーの事務所に入ったとかで、出会いって奇跡だなあとつくづく思います。第2部では中学生の吹奏楽部とコラボ。新しい曲あり、デビュー曲「アジアの純真」あり、最後はくまモン登場で、大盛り上がりでした。

2018年12月14日
新世代歌謡スター集合!GSスペシャルライブ

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デジタルプレミアムコース:チャンネル銀河(135ch)
放送日:12月29日(土)午前8:00~

(番組概要)
2018年10月3日に北とぴあ さくらホール(東京都)で行われた、若手の仲良し歌手6組によるコンサート。スパイダースやタイガースなど、懐かしのグループ・サウンズを中心に、ロックフェス感覚でステージを彩る。さらに生バンド演奏と楽しいトークで、豪華なひと時をお送りする。

(井上公子の今日のイチバン↓)

以前にもこのブログコーナーでお勧めした「新世代歌謡スター集合」知らなかった世界に踏み込んで、その楽しみに目覚めつつあります。
そして今回の「グループサウンズ」特集!これは見るしかないでしょう!
一般的に思い描く「演歌」とは一味違う歌謡曲も楽しいし、何より歌手の皆さんがサービス精神旺盛で楽しませ上手!
これは、いわゆる『どさ回り?』のたまもの。
お客さんと至近距離で接して、気持ちを察して対処してきたからできることでしょう。
特に今年『紅白初出場』を決めた「純烈」元戦隊ヒーロー役者のリーダー酒井一圭が、けがで入院中に思いついたというユニット。
全国のスーパー銭湯を回ってショーを行っているそうでキャッチフレーズはズバリ「スーパー銭湯アイドル」!
アイドル???その疑問符は置いておいて、自虐ネタから始まる笑いのセンスも好きです。
グループサウンズ特集ということでか、バックには生バンドが入り、ギターソロではバンドマンとの掛け合いもあってライブ感満載です。
特にサックスの若い女性プレイヤーが、超ミニの衣装ですらりと長い脚を惜しげもなく披露していますが、そこに突っ込んでいく「純烈」酒井一圭43歳!
オジサン感を、こちらも惜しげもなく発揮していて、とてもいいです!好感が持てます!!
ムード歌謡を振り付けもありで聞かせる「純烈」
歌とおしゃべり2本立てで楽しめるステージライブは見逃せないですよ!
楽曲は往年の大ヒットの数々。時代時代でカバーされるので、元曲を知らなくても耳なじみのある曲ばかり。
特に私のお気に入りはザ・カーナビーツの「好きさ好きさ好きさ」
これ、学生の頃、隣の大学のバンドがライブハウスでカバーしてたのがきっかけで今も思い出の曲です。
あのバンド、パンクっぽいのやってたと思うけど…ちなみにバンド名は「ホイトス」です。
とにかくボーカルの退廃的な感じが、曲の内容とちぐはぐで妙に切なかった・・・。
さあ、番組では誰が、どんなふうに唄ってくれるのでしょうか?

2018年12月10日
ジェーン

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© National Geographic Creative(slash)Hugo Van Lawick

デジタルプレミアムコース:ナショナルジオグラフィック(142ch)
放送日 :12/16(日)21:00~

(番組概要)

野生チンパンジー研究の第一人者、ジェーン・グドール。まだ20代の彼女は素人同然の状態で、チンパンジー研究のためタンザニアのゴンベへ向かう。忍耐強いフィールド調査の結果、野生のチンパンジーが道具を使うことなど、次々に画期的な発見をした。2014年に見つかった未公開映像を使い、若き日のジェーン・グドールの研究の様子や暮らしぶりを伝える。撮影したのは、野生動物カメラマンであり夫でもあったヒューゴだ。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

野生チンパンジーの研究者、ジェーン・グドールという一人の女性の半生を描いたドキュメンタリー。人生は出会いの連続だと言った人がいたが、彼女の人生はまさに出会いの奇跡で出来ている。記録された映像とジェーンヘのインタビューが、より鮮明にその数奇な運命を物語る。学位も持たない動物好きな女性だったジェーンは人類学者ルーキー博士と出会い、チンパンジーの研究のためタンザニアに派遣される。まずこれがすごい。そしてナショジオから支援を受けるのだが、その条件として派遣されてきたカメラマンと結婚する。なんと映画のような話。子どもを授かるが、のちに離婚。研究に没頭する。波乱万丈人生と並行して、チンパンジーたちのコミュニティーも描かれるのだが、これもまたすごい。生と死が目の前に突きつけられるような出来事ばかり。年齢を重ねたジェーンの落ち着いた声で語られると、心に染みる。人間とは何かという大いなる命題をみごとにあぶり出した秀作。

2018年12月3日
夜は短し歩けよ乙女

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デジタルプレミアムコース:日本映画専門チャンネル(125ch)
放送日:12月11日(火)0:45~

(あらすじ)

森見登美彦の山本周五郎賞受賞作を、「ピンポン THE ANIMATION」などの鬼才・湯浅政明がアニメーション映画化したファンタジー・ラブコメディ。同じ森見原作で高評を得た『四畳半神話大系』の制作陣ほか多彩な声優陣が集結、現実と地続きの幻想的な世界を描出する。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞。
京都で冴えない日々を送る大学生の“先輩”(星野源)は、クラブの後輩で密かに好意を寄せる“黒髪の乙女”(花澤香菜)の気を引くべく、なるべく彼女の目にとまる作戦、略して“ナカメ作戦”を敢行するが、好奇心旺盛で酒豪の彼女の後を追ううちに、次々と摩訶不思議な出来事に巻き込まれる。

(井上公子の今日のイチバン↓)

話のぶっ飛び方や絵柄が「サマーウォーズ」みたいだった。不思議なファンタジーで、セリフの量が半端なくて、展開についていくのが大変。アニメーションだからこその表現だなというのが共通の印象。そしてなんとも、引き込まれていく味がある。
まずは主人公たちが魅力的。黒髪の乙女の天然ぶりや、先輩の線の細さ、影の薄さ(?)がよい。京都を舞台に、大学生の二人を軸にいろんな濃いキャラクターが絡んで絡んで・・・。学生時代って、学校やサークル、バイト・・・と案外狭い世界で完結してる。学生とばかり付き合ってたり。京都は学生の街と言われるけど、一歩外に出ればいろんな大人が人生の味わいを教えてくれる、夢物語。
今の学生は忙しすぎてかわいそう。入学したと思ったら、就活が目の前ぶら下がって、無駄な?遊びの時間がないんじゃない?我々の時代「モラトリアム世代」的な感覚がまだ残っていて、学生の間は大人になることを猶予されてる、特別な時間だった。
「ひよってる」先輩とかいて、授業に出ないけど、ボランティアとかしてるわけでもなく。「何もしない」贅沢。特権みたいな時間・・・というと眉をひそめられるかもしれないけど、それがその後の人生にのっしりと影響してると思うな。
このタイトル「命短し恋せよ乙女」をぱくった。けど、同じ土台に乗っている。「命・・・」が歌詞の一番なら、「夜は・・・」は二番、みたいな。
先般NHKで、京都大学の歴史ある寮をめぐるドラマをやってたけど、なんか通じるものを感じたな。懐かしく、甘酸っぱい、あ、「いちご白書」・・・?わぁ~、私もすっかりおばさんだな。
京都の町の雰囲気が、実名の場所が出てきてよくわかるのも魅力的。原作は1年間を描いた小説らしいので、(映画は一晩の物語)ぜひ読んでみたいなと思います。

2018年11月24日
アイ、ロボット

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© 2004 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

デジタルプレミアムコース:ムービープラス(122ch)
放送日:11月26日(月)11:15~
12月8日(土)12:45~

(番組概要)

ウィル・スミス主演・製作総指揮のSFアクション。古典的SF小説を原案に、意志を持ったロボットが反乱を起こす近未来社会を描く。家庭用ロボットが普及した2035年のシカゴ。巨大企業USR社でロボット工学博士のラニングが謎の死を遂げる。ロボット嫌いのスプーナー刑事はサニーというロボットを疑うが、ロボット心理学者のスーザンは、“ロボット三原則”を理由に「ロボットが人間に危害を加えることはない」と主張する。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

ウィル・スミス主演のSFと言えば「メン・イン・ブラック」「インディペンデンスデイ」そして「アイ・ロボット」。「おいしい」を連発する下手な食レポみたいで恐縮だが、とにかく面白い!面白い映画は始めの1分でわかると言いますが、まさにそう。ロボットが日常生活に普通に浸透している未来。いきなり起こる死亡事件。その謎を追う刑事。展開の速さと派手なアクション、粋なジョーク。親しみのあるロボットが人間の敵に豹変する様はスリラー以外の何物でもありません。アシモフの有名なSF小説「われはロボット」にインスパイアされた作品ですが、内容は全く違います。ただ、その世界観、とくにロボットに適用されている「ロボット工学三原則」が重要なキーになっているので、興味のある方はご一読あれ。

2004年の映画ですが、今やもうロボットはSFではなくなりかけている現在、ますます現実味を帯びて、ゾクゾクすること請け合い。オススメ度5つ星!

2018年11月12日
ラグビー日本代表テストマッチ2018 日本vsニュージーランド

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©2018, JRFU Photo by S.IDA

デジタルプレミアムコース:J SPORTS 1(168ch)
放送日 :11/17(土)イングランドvs日本 23:30~
11/24(土)日本vsロシア 22:30~

(番組概要)

2019年9月20日(金)に開幕するラグビーワールドカップ2019™に向けて、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの下 で着実に力をつけている日本代表。11月のテストマッチ初戦では、ラグビーワールドカップ史上初の連覇を果た し、世界ランキング1位の座を約9年守り続ける“絶対王者”ニュージーランド代表・オールブラックスと東京で対 戦します。南アフリカを破り世界に衝撃を与えてから3年、新勢力の台頭もあり着実に力をつけてきた日本代表 が、世界No.1相手にどんな試合を繰り広げるのか世界中から注目が集まります。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

2015年のワールドカップで、ラグビー日本代表が、それまでラグビーのことをあまり知らなかった人たちにも有名になった。28-18で米国を下し、1大会3勝をあげたときだ。

「五郎丸ポーズ」「ルーティン」は、流行語となり、人生を成功に導く魔法のように扱われた。もちろん、五郎丸が得点し、勝利に貢献したからだが、スポーツ競技は時として競技内容以外のことも注目される。今回テストマッチで対戦相手となったニュージーランド戦。世界ランキング1位のニュージーランドは、試合前にハカという踊りを行うことで有名だ。ハカは本来、先住民のマオリ族が戦いの前に踊る儀式。見ているだけで熱くなる。屈強な男たちの勇壮な踊りにスタジアムは大盛り上がりだ。その迫力にやや押され気味の日本代表。はじめはアニセがトライしてリード、後半も健闘したが、王者の前に力及ばず。ハカのメンタル面への効果は否定できない。日本も何かやればいいのに。この試合、日本代表の健闘はさることながら、ハカを観るだけでも楽しめます。

2018年11月1日
秘境駅の旅 #20 三⾓線 ⽯打ダム駅と ⿅児島本線 ⽥原坂駅への旅

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デジタルプレミアムコース:旅チャンネル(143ch)
放送日:11月04日(日)16:30 11月06日(火)15:00 23:00

秘境駅。 利⽤者がほとんどいなくなってしまった駅、⼭奥や荒れ地の中に、ひっそりと残る駅。 列⾞や⾞を使ってもなかなかたどり着けない駅…。 そんな駅を、秘境駅と呼びます。 そんな秘境駅の旅の魅⼒をたっぷりとお届けします。

(井上公子の今日のイチバン↓)

「秘境」という言葉には、何やら人を引き付ける魅力がある。魔力とでも言おうか。隠されると知りたくなり、逃げられると追いかける…的な人間の心理的反射。そういうことで、この手の番組は成り立っているんだと思うが、冷静に見るとなかなか厳しいものがある。もはや『どうぞお好きにツッコんでください』と、自虐的な薄笑い声さえ聞こえてきそう。これまでこの番組で見てきた秘境駅は、産業遺産的な、近代史の中に埋もれた…意義深いところが主だったように思うが、この回は・・・。
 訪ねたのは熊本県。まず鹿児島本線の駅・田原坂駅だ。今年の大河ドラマを見てる人はピンとくる、もうすぐ、そのくだりに入りますね。西南戦争で西郷隆盛率いる薩摩軍が敗走した地・田原坂にある駅。普通列車しか停まらないし、6000人以上の死者を出したという激戦地は今では心霊スポット扱いか、人家もないとか。確かに、ここは歴史をたどり思いをはせるにふさわしい「ザ・秘境駅」!
 問題はもう一つの駅。石打ダム駅。名前の通り、ダムがある。駅の1キロ先に。ダムの名前が駅名になっているのは国内でも珍しいという。それだけでも価値がある・・・か。駅舎は何となくダムの構造物に似た外観になっている。住民が1700万円の寄付をして駅舎を仕立てたという。ダムという名所ができて、あわよくば街おこしをと目論んだ当時の住民の気持ちが伝わってくる。残念ながら今では通勤通学客だろう2~30人が乗り降りするだけの「秘境駅」である。そして、この最寄駅で降りたとしても、ダムは徒歩20分の先にある。車で行ってもよくない?しかし、この秘境駅の先、終点の三角駅まで行くと、世界遺産に登録された明治時代の築港「三角旧港」があり、石積みの技術がうかがえる船着き場やレトロな洋館を散策できる観光スポットになっているそうです。
 石打ダム駅・・・三角駅の手前で、途中下車してください。ダム好きにはぜひ訪れてもらいたいです。そして、石打ダムカードをゲットしてはいかがでしょうか?

2018年10月29日
ファンタスティック・フォー(2015年)

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FANTASTIC FOUR(2015) © 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation and TSG Entertainment Finance LLC. All rights reserved. MARVEL ™ & © 2015 MARVEL & Subs.

デジタルプレミアムコース:ムービープラス(122ch)
放送日 :11/30(金)21:00~

(番組概要)

マーベル最初のヒーロー・チーム“ファンタスティック・フォー”を再映画化。超能力を身につけた男女4人が、地球規模の闘いを繰り広げるSFアクション。

自作の物質転送装置を完成させた発明オタクのリードと友人ベン。その才能に目を付けたストーム博士は彼らを研究員としてスカウトする。だが実験中の予期せぬ事故でリードらは異次元空間に飛ばされてしまう。何とか地球へ帰還するが、装置を操作していたスーを含め彼らは特殊能力に目覚める。

(山本淑子の今日のイチバン↓)

ファンタスティックフォー3作目。前回までと設定を変える、いわゆる「リブースト」作品。

こういう誕生秘話ものは好きなので、けっこうおもしろく観た。封切当時は批評家に酷評され、興行的にも失敗だったようだが、そんなにひどくはない。と言うか、前半はかなり面白い。「異次元に移動する」ことを夢見て、鉄くずを集めおんぼろ装置を作っていた少年が、たった一人の仲間を得て、夢をかなえる。そこには偶然の出会いがあり、それこそがファンタスティックなのだとスタン・リーは描いた。不幸を招く出会いだったとしても、根底では深い思いでつながっている。思いがあるから憎しみや争いが生まれ、苦悩する。そしてそれを乗り越えるのが愛なのだ。不評なのは、このあたりの描写がやや不足気味のせいか。もうひとつ深みがない。Ⅹ-MENやスーパーマン、アベンジャーズにも共通している「人であり、人にあらず」。人間とは、という深い命題をどうエンターテイメントに料理するか、面白さの分かれ目かも。