2018年2月7日
シン・ゴジラ

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「シン・ゴジラ」

デジタルプレミアムコース:日本映画専門チャンネル(125ch)

放送日:2月15日(木) 22時45分~

(あらすじ)

「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が脚本と総監督、「のぼうの城」「進撃の巨人」の樋口真嗣が監督と特技監督を務め、世界的怪獣キャラクター“ゴジラ”を日本版としては12年ぶりに復活させた特撮アクション大作。上陸した謎の巨大生物“ゴジラ”の出現という未曾有の国難に直面した現代の日本を舞台に、未知の事態への政府対応を緻密な取材を基にリアルに描き、ゴジラに立ち向かう人類の運命を描き出す。日本アカデミー賞の7冠受賞をはじめ、毎日映画コンクール日本映画大賞など多数の映画賞を受賞、興収82.5億円の2016年を代表する作品の一つとなった。

東京湾・羽田沖で東京湾アクアラインが崩落する重大事故が起きる。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官の矢口(長谷川博己)は、目撃情報などで巨大生物の存在を指摘し周囲に呆れられるが、直後から未曽有の生物が日本列島を恐怖に陥れる。

(井上公子の今日のイチバン↓)

悪役ながら、なぜか愛されキャラクターの「ゴジラ」。理由は日本人受けする「出生の秘密」かな。不幸な星の下に生まれつき、理不尽な宿命を背負わされている、哀しみ・・・。言葉を持たず意思疎通できない、不気味さ・・・。何より、その『秘密』を自分たちは知っている、そのことに触れないでいる後ろめたさ。
 先日、松山大学でノーベル文学賞を受けたカズオ・イシグロ氏の文学について語る会があった。受賞理由にあげられた「暗い深淵」という言葉についての言及もあったそうだ。我々の傍にあるのに、目を向けたくない真実。それが「深淵」ゴジラは人類共通の「深淵」を象徴している。唯一の被爆国日本は核の放棄どころか、核の傘から出られない。もしくは積極的にもぐりこむ。各地で起きた原発事故で、放射能汚染の脅威は厳然とあるのに、原子力開発をストップできない国々。物言わず、ただ人類の前に突如現れ、とりあえず、日本の現在あるシステムをリセットするべく破壊する。私達のすべての罪を背負い、悪役に徹し、命と引き換えに気付きをもたらす。まさに「シンーSin(罪)-ゴジラ」・・・Sinは特に「宗教的、道徳的な罪」を意味する。
しかし、この映画、究極の危機管理人間模様絵巻だ。想定外の災害が起きた時、誰がどこで何を決めて、何がどう動くのか。どんなに緊急でも、官僚の事務方という人たちは言葉の言い回し一つにこだわるのか。東京が標的になり、首都機能がマヒした時、誰が漁夫の利よろしく、不幸に滑り込んでくるのか・・・。自衛隊はいつの間にこれほどの戦闘能力を持ち得ていたのか。最近の高層建築は、まるで生き物のような建築機械に支えられていたんだ・・・。役者も現在活躍中のオールスターキャスト。出演者の字幕が五十音順だったことには潔ささえ感じる。たった数人、別格に名前が挙がった中に「石原さとみ」がいた???最後にゴジラ役の「野村萬斎」の名があったのは、納得である。

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