2018年12月3日
夜は短し歩けよ乙女

inouemini2
デジタルプレミアムコース:日本映画専門チャンネル(125ch)
放送日:12月11日(火)0:45~

(あらすじ)

森見登美彦の山本周五郎賞受賞作を、「ピンポン THE ANIMATION」などの鬼才・湯浅政明がアニメーション映画化したファンタジー・ラブコメディ。同じ森見原作で高評を得た『四畳半神話大系』の制作陣ほか多彩な声優陣が集結、現実と地続きの幻想的な世界を描出する。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞。
京都で冴えない日々を送る大学生の“先輩”(星野源)は、クラブの後輩で密かに好意を寄せる“黒髪の乙女”(花澤香菜)の気を引くべく、なるべく彼女の目にとまる作戦、略して“ナカメ作戦”を敢行するが、好奇心旺盛で酒豪の彼女の後を追ううちに、次々と摩訶不思議な出来事に巻き込まれる。

(井上公子の今日のイチバン↓)

話のぶっ飛び方や絵柄が「サマーウォーズ」みたいだった。不思議なファンタジーで、セリフの量が半端なくて、展開についていくのが大変。アニメーションだからこその表現だなというのが共通の印象。そしてなんとも、引き込まれていく味がある。
まずは主人公たちが魅力的。黒髪の乙女の天然ぶりや、先輩の線の細さ、影の薄さ(?)がよい。京都を舞台に、大学生の二人を軸にいろんな濃いキャラクターが絡んで絡んで・・・。学生時代って、学校やサークル、バイト・・・と案外狭い世界で完結してる。学生とばかり付き合ってたり。京都は学生の街と言われるけど、一歩外に出ればいろんな大人が人生の味わいを教えてくれる、夢物語。
今の学生は忙しすぎてかわいそう。入学したと思ったら、就活が目の前ぶら下がって、無駄な?遊びの時間がないんじゃない?我々の時代「モラトリアム世代」的な感覚がまだ残っていて、学生の間は大人になることを猶予されてる、特別な時間だった。
「ひよってる」先輩とかいて、授業に出ないけど、ボランティアとかしてるわけでもなく。「何もしない」贅沢。特権みたいな時間・・・というと眉をひそめられるかもしれないけど、それがその後の人生にのっしりと影響してると思うな。
このタイトル「命短し恋せよ乙女」をぱくった。けど、同じ土台に乗っている。「命・・・」が歌詞の一番なら、「夜は・・・」は二番、みたいな。
先般NHKで、京都大学の歴史ある寮をめぐるドラマをやってたけど、なんか通じるものを感じたな。懐かしく、甘酸っぱい、あ、「いちご白書」・・・?わぁ~、私もすっかりおばさんだな。
京都の町の雰囲気が、実名の場所が出てきてよくわかるのも魅力的。原作は1年間を描いた小説らしいので、(映画は一晩の物語)ぜひ読んでみたいなと思います。

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